◆遠恋・結婚エピソード 遠恋OB 前沢巧さんの場合

●遠距離恋愛スタートまで

私が彼に出会ったのは1996年8月のことでした。

高校時代の友人に誘われ、メールプレイングゲームを始め(手紙でやりとりするRPGみたいなもの)同じゲームに参加している人達のサークルにも誘われ所属していました。そんな中サークルの発行誌内でしか会ったことのない人達が「おでかけイベント」として東京のワンダーエッグにて遊ぼうということになり、友人と参加を予定していました。ところが、仕事の関係で友人がドタキャン。自分もと思いましたが、主催の方に迷惑を掛けると思い行くことになりました。
そこで、初めて彼に会いました。

初めての印象はノリの良い人。からかうのが好きな私は彼をからかって遊んでいました。別に何事もなくその日は終わり、後日私は車の事故に巻き込まれ1ヶ月の休職を余儀なくされました。そんな中ふと、彼を思い出し手紙を書いたのです。しかし、彼からの返事はなく「からかいすぎて嫌われたかな」と思っていた時に手紙の返事「海外旅行に行っていた」のが理由で返事が出来なかったらしい。と知った時には、職場に復帰していて今度は自分が返事を書けずに2ヶ月が過ぎました。罪悪感があった私は手紙に書いてあった電話番号に一度掛けて、直に謝るつもりでした。

電話…名古屋の彼。
群馬の私。
会ったのは1回だけ初めての電話。なのに、気づけば彼の相談を受けていました。「会ったのは1回だけ初めての電話。俺なんでこんな話しているん だろう」
彼は何度もこのセリフを言っていました。そして、電話代も掛かるし一度東京で会う約束になりました。

彼とのデート?
多分この時には好きだったんだと思う。会う1週間前になって別の友人から、彼に彼女がいることを聞き愕然とした自分が居た。「彼女いないって言ってたのに…」私は会うのを躊躇った。でも、彼と会うことにした。ただ1つ…「彼女がいること言わなかったら、殴って帰ろう」そう心に決めて出かけることにした。

約束のお出かけ。
東京池袋のナムコ ナンジャタウンにお出かけ。凄くぎこちないながらも楽しかった。夜になって飲むことにした。暫くの沈黙の後、彼は搾り出すように語り始めた。ほとんど崩壊状態の彼女がいること…。ボロボロな自分を包んでくれたのは、私との時間だったこと。そして…「キッチリ別れてくるから、待っていて欲しい…今はこれしか言え ない」それが彼からの告白だった。

一月後、彼は彼女と精算した。

その後、友人関係とも恋人とも言えない微妙な関係が続いていたけど私の気持ちは確実に彼に惹かれていった。彼の誕生日を祝う為、初めて名古屋を訪れた。その時彼から「○○が好きだよ。彼女になって下さい」勿論、答えはYESだった。

でも、不安はあった。群馬と名古屋あまりに距離があった。「群馬と名古屋不安じゃないの?」「東京で会うなら、新幹線なら名古屋の次は東京だよ★群馬から東京より近いんじゃないのか?」あまりに、らしくて笑った。こうして、私達の遠距離恋愛がスタートした。

●遠距離の楽しみ

友人も多かった私は、彼と会えない時は友人と出かけ暫くは彼氏ができたのもバレなかったし(笑)、友情にヒビが入ることも無かった。

また、彼の会えない帰還自分を磨いていた。多分毎日会っているカップルには味わえないことかもしれない。

遠いからという理由で、お泊まりもできたし旅行にも行けることは遠距離恋愛ならではかもしれない。

●辛かったこと

喧嘩した時かな…。でも、喧嘩したらデートはキャンセルするどころか会う回数を増やした。キチンと話あわないと遠距離恋愛は絶対に終わる…そう思っていた
から。でも、喧嘩して会うのは辛かった。結果は会うことで解消される事も多かった。遠距離恋愛するなら喧嘩した時のデートキャンセルはしない方がいいのではと今でも思っています。

それから、淋しい時とか会えないってことかな。やっぱり…。「会いたいの。今すぐ来て」なんていえないものね。
 
●遠恋から結婚へ移行する際の経緯について。

なんとなくっていうのが1番かな。お互いが楽だったから…お互いが自然にいられるっていうのが理由かもしれない。そして遠距離はお金が掛かる。そろそろ貯めるなら、一緒になった方がいい…結婚を本格的に考えたのはその頃かもしれない。

●結婚そのものについて

「結婚はゴールではない」っていうことが1番。そして「祝福される結婚であって欲しい」ってことも大切★結婚をゴールにしてしまったら、そこで終わってしまうから。「祝福される結婚」遠距離ならなおさらだと思う。

私の場合も、一人娘な上父が障害者一級な身。両親もう反対で、彼にすら会ってもらえませんでした。でも、親が駆け落ちで結婚して後悔しているのを見て知っているのでこれだけはと思い、説得に1年かけて結婚しました。

●結婚の段取り

天下の名古屋。結婚式について、どうしようかとも思った。結果名古屋にて披露宴。名古屋で友人と二次会。東京で友人とパーティー。群馬でお茶会という形式をとりました。

披露宴は私の両親が望んだ。駆け落ちだった両親の夢もあったのかもしれない。場所はアクセスの良い所で、自分達らしい場所を探した。東京では共通の友人。遠くは北海道からもかけつけてくれた。

あえて群馬を入れたのは、子供がいる友人達の為★結婚したから…子供がいるから…遠くまで行けない。でもお祝いはしたい。その気持ちを受けたかったから…。

●「祝福される結婚」

これだけは更に大切かもしれない。妊娠・出産。これからおこることに対して、祝福のあるなしは多大に影響されます。本人達が良ければいい。
結婚が目的ならそれもいいかもしれない。しかし、生まれてくる子供はどうなのだろう。望まれる・望まれない子供、違いは大きいと思う。

祝福は沢山の幸せを生みます。どうか、祝福に満ちた結婚をして下さい。遠距離ならなおさら、親は淋しい思いをします。結婚が終わりじゃないし、家を出ても親の娘であることに何も変わらないから…★